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JOURNAL

ものつくりの背景とお知らせ。

2018.02.23

パターン

これはパタンナーの仕事道具です。パタンナーとは服の設計図(パターン)をつくる人です。Make Sense Laboratoryのパターンを引いてもらっている柴田さんに一部を借りて撮影しました。今ではCADと言われるパソコンソフトでパターンを作るのが主流となっていますが、未だに定規とシャーペンで仕事をしている人もいます。
20数年前から服飾用のCADが普及し始めパタンナーの仕事内容はかなり変化しました。パターンを手で引く場合は、パターン台と言われる大きな机いっぱいにパターン用紙を広げ定規とシャーペンで製図をします。次にハサミやカッターを使い線に沿って切り出し、サイズ展開がある場合はグレーディングと言われるパターンの拡大縮小を各パーツ全てに行い全サイズのマスターパターンが完成。そして縫製工場用に全てのパターンを専用のコピー機で青焼きと言われるコピーをし、ハサミやカッターを使い線に沿って切り出し縫製工場に出荷します。CADはグレーディングとコピー、全ての切り出し作業を軽減してくれますが、パターンの線を作ることはできません。あくまで道具なので線を作るのはパタンナーであってパターンを作る技術や知識がないとCADは使いこなせません。
パタンナーは平面のデザインを立体の服になるように型紙(パターン)をつくります。 服全体がイメージ通りになるように線をつなぎ合わせ、縫う順序を考えながら縫い代やステッチの線を引いていきます。この仕事はデザイナーの頭の中のイメージを形にすること、デザイナーが伝える言葉やイメージ、ニュアンスなどを感じとり頭の中でデザイナーと同じイメージに近づける想像力がとても重要で一番難しいことです。
目に見える部分はデザイナーの意向に沿ってパターンを作っていきますが、見えない部分や目立たない箇所のパターンはパタンナーの考えで作ることがあります。そこにはパタンナーの仕事に対する姿勢やものつくりへの思いが表れます。それは補強であったり、着心地であったり、縫いやすさであったり、着る人 と 縫う人 への心遣いのある仕様です。
私はパターンの良し悪しは最終的には人それぞれの好みだと思っています。私の考える良いパターンとは デザインする人、縫製する人、着る人、への心遣いがあるパターンだと思います。

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